居酒屋の開業資金 > 開業費用の内訳と見積もりの取り方

2026年10月1日
居酒屋を開くお金は、合計だけを見ても決まりません。何に・いつ・いくら要るかを分けると、見積もりのもれや、開店してからのお金不足を防げます。
この記事でわかること
目次
居酒屋を開こうとしている人の実例87件では、平均811万円でした。いちばん多いのは1,000万円です。
※借りたり出してもらったりして用意したいお金です。実際にかかったお金とは同じではありません。
実際の金額は、お店・設備・仕入れ・手続き・開店後のお金を分けて、自分の店で1つずつ足して出します。
参考:居酒屋に限らず、全部のお店・会社で見ると、開業にかかったお金は平均975万円、真ん中の人で600万円です(日本政策金融公庫の2025年度の調べ)。
合計より、中身から考えるニャ
お店を借りるときに払うお金は、契約書を見て一覧にします。
注意
先に契約してから設備を確かめると、あとで工事が増えることがあります。いつ払うかも分けて書いておきます。
契約書と設備を先に見るニャ
内装は、見た目の工事と、営業に要る設備を分けて見積もります。
| 分けるもの | 例 |
|---|---|
| 見た目の工事 | 客席・カウンター・照明 |
| 営業に要る設備 | 水道・電気・ガス・換気、キッチン・冷蔵・手洗い |
どれも「一式」でまとめず、同じ条件で見積もりを比べます。
保健所の許可をとるには、お店の図面(間取りや設備を書いた紙)が要ります(東京都の案内)。
ポイント
工事の前に保健所に相談して、決まりを確かめてから中身を決めると、やり直しを防げます。
工事の前に、保健所に聞くニャ
メニューと出し方から、開店の日に要る分を決めます。
開店の日に要るものと、あとで足せるものを分けます。
グラス・食器・洗剤・紙ナプキンなども、開店前に要ります。
ポイント
「仕入れ(お酒・食材)」と「備品(グラス・食器など)」を別の表にすると、二重に買うことや買いもれに気づけます。
最初から在庫を抱えすぎないニャ
許可や届出は、開店準備の予定と一緒に進めます。お店のやり方で、要る手続きが変わります。
| お店のやり方 | 要る手続き(行き先) |
|---|---|
| お酒や料理を出す | 飲食店営業許可 (保健所) |
| 夜0時を過ぎてもお酒を出す | 深夜にお酒を出すお店の届出 (警察) |
| お客さんの隣に座って話し相手をする(接待) | 風俗営業の許可 (警察) |
ポイント
店の名前ではなく、実際に何をするかを伝えて、保健所・警察署に確かめます。手数料もそこで確かめます。
やることを伝えて、確かめるニャ
開店までに使うお金と、開店してから毎月払うお金は、別の箱で考えます。
開店まで
お店を借りる
内装
キッチンの設備
最初の仕入れ
許可・届出
開店してから毎月
家賃
仕入れ
人件費
電気・ガス・水道代
電話・ネット代
注意
開店の日にお金を使い切らないこと。毎月払うものを書き出して、開店前のお金とは別に確かめます。
開店後に残すお金も考えるニャ
項目ごとの表を作って、見積もりと契約を当てはめます。
見積もりで分ける項目
それぞれ、何が入っているか・別料金はあるか・いつ払うかも確かめます。
ポイント
「一式」が多い見積もりは、中身を書き出してもらってから比べると、決めやすくなります。
同じ条件で、見積もりを比べるニャ
あとで足せる飾りや在庫は減らせます。許可に関わる設備は先にそろえます。
| 節約していい | 確かめる前に削らない |
|---|---|
| 飾り 開店の日の品数 あとで買える備品 | 水道・換気・手洗いなど、許可に関わる設備(保健所に確かめるまで) |
ポイント
安くするより、あとでやり直すお金を出さない順番で考えます。
削る前に、要るものを確かめるニャ